子どもって歯磨き嫌いなイメージありませんか。また慣れ始めると、好き嫌いが分かれませんか。

好きな味の歯磨き粉があると歯磨きしてくれる、最初は嫌がっていたけど、今では大好き、などありますね。
私の子どもは、自分で歯磨きするのは大好きだけど、仕上げ磨きだけは断固拒否でした。

そんな好き嫌いが分かれる歯磨きですが、歯医者ではどうでしょうか。

まだ歯医者に一回も行ったことがない子どもは、どんなことをする場所かわからずに、戸惑いつつ歯医者へ行ったという場合もあれば、
痛いことされる、と分かってドアの前で泣かれた、という人もいませんか。

子どもにとって、痛いことは嫌なこと。大人も一緒ですよね。
そんなあまり良い印象ではない歯医者さんを、子どもが喜ぶ歯医者さんになるためには、どうしたらいいでしょうか。

まずは、雰囲気をできるだけ明るくすることです。
これは歯医者さんに限らず、小児科でも大変工夫されていると思うのですが、子どもが喜ぶキャラクターって必ずいくつか思い浮かびますよね。
そのキャラクターのぬいぐるみが受付に置いてあったら、指差しして子どもは教えてくれます。

また壁に好きなキャラクターの絵がたくさん書いてあったら、子どもと一緒にきたお母さんとの会話も弾みます。
壁の色が白ではなくて、ピンクや黄色だとしたら、なんだか気持ちまで明るくなりませんか。

他にも、子どもが喜びそうなアニメがテレビで流れている歯医者さんもあるかもしれません。

痛いことをされる残念な歯医者のイメージを、子どもが好きなもので埋め尽くした楽しくて喜ばれるところに変えられるんです。

また歯医者さんやスタッフの人は、小児歯科などであれば特に子ども慣れしている人が多いですね。
子どもが泣いたりぐずったりして、疲れているお母さんがいたら、スタッフの人から子どもに話しかけてくれると、助かることもあります。
その場合は、お母さんからも選ばれる歯医者になりますね。

また子どもが喜ぶ歯医者の最上級ともいえる「テーマパーク歯医者」というのもあるようです。
そこはその名の通り、テーマパークのような楽しい空間が広がっています。
遊ぶような感覚で歯医者にこれたり、屋内遊具がある歯医者さんもあります。

なかなか歯医者の中にすべり台などを設置するのは難しいかもしれませんが、キッズスペースとして、待合室の一角を子どもがおもちゃなどで遊べる場所として用意するならできるかもしれません。
長い間椅子で待っていることは、子どもにとっては苦痛となることがあります。
そんなときに、ブロックやおままごとなどのおもちゃがあって、遊びに集中できたら、楽しい気分のままで歯の治療が受けられるかもしれません。

また実際に歯の治療をするときには、子どもが飽きないように、治療するときに座る椅子を倒したらテレビが見られるなどの工夫もあると、安心できます。

実は子どもを歯医者に連れてくるお母さんやお父さんも、今日はうちの子はぐずったりしないかな、泣かないかなと不安になっています。
そんなときに、子どものことを考えている歯医者だったら、安心して行くことができます。
歯医者さんや歯科医院のスタッフの方が子どもに優しくしてくれたり、困っていたら助けてくれると、すごくありがたいです。

子どもが喜んでいく歯医者だったら、歯磨きももしかすると好きになるかもしれません。
子どものためのブラッシング指導や、仕上げ磨きについて詳しく教えてくれる歯医者さんもたくさんあります。
歯医者さんに通うことが苦痛でなくなると、ストレスなく過ごせてリラックスできます。

子どもが喜ぶ歯医者とは、実はお母さんやお父さんも笑顔にしてくれる歯医者だったんですね。