歯医者さんとライフステージを歩む

歯医者さんって、小さいころからおばあちゃんおじいちゃんの世代まで末永くお世話になる先生ってこと考えたことありますか?

自分がこれから歩むライフステージに合わせて、どんな歯医者さんとお付き合いしていくのかみていきましょう。

まず意外と見落としがちな、妊婦さんと歯医者さんの関係からみていきましょう。
妊娠期間に一度歯医者さんへ行ってみた人や、検診を受けたことがある人はいませんか?
妊娠している女性は、歯医者さんと深い関わりがあります。
それは妊娠している女性には、ホルモンバランスの変化やつわりによって、歯やおくちの環境についても変化があるからなんです。

例えば、つわりが辛くて日々の歯磨きが十分にできないときは、歯の磨き残しなどが増えて歯磨きや歯周病などの歯のトラブルになりやすくなります。
またつわりによって食生活が変化した場合で、甘いものばかり食べる生活になると、虫歯になりやすくなってしまいます。

次に子どもになったときには、歯医者さんとはどれくらい関わりがあるのでしょうか。

赤ちゃんのときに歯医者さんへ行ったことがある人は、かなり歯についての意識が高かったり、歯や顎の発達などを気にされている場合ではないですか?
赤ちゃんは歯が生え始めるのが生後5か月9か月と言われていて、生え始めたら一度歯医者へ行くといいと言われています。
それは、子どもを歯医者さんに慣れさせたり、これから乳歯が生え始めたときに、お母さんやお父さんが仕上げ磨きをする方法を指導したり、
食習慣について一度歯医者さんから話を聞いてほしいからだと言います。

また子どものころは、保育園や学校などで歯科検診があるでしょう。
そこで虫歯や歯並びなどについて指摘があった場合には、歯医者さんへ行くことになります。
また歯並びの問題から、矯正に興味がある人も出てくるでしょう。
そういった場合は、長い間歯医者さんへ通うことになり、歯医者さんとの接点が増えますね。

そして、大人になってからはどうでしょうか。
ひと段落してあまり歯医者さんへ行くことはなくなるのではないでしょうか。
しかし、歯は毎日の生活習慣と結びついているために、歯にとって悪い習慣がある人にとっては気をつけたほうがいいかもしれません。

大人になってからの歯のお悩みとしては、虫歯や歯周病に加えて、ホワイトニングや審美などに興味を持つ人もいるでしょう。
人前に出る仕事の方や女性などは、ホワイトニングに興味があって、歯医者さんへ通っている人もいるかもしれません。
大人になってからの矯正治療もあり、幅広いお口に対する悩みで歯医者へ行くことがあるでしょう。

また悩みがなくても、今後も自分の歯を大切にしたいために予防の意味を込めて定期検診を受けるために歯医者さんへ通う人もいるでしょう。
実はこれが、歯医者さんと歩むライフステージの上で大切となってきます。
何かあったときにすぐに相談できる、かかりつけの歯医者さんというのは心強い存在です。

大人になって、歯が痛くなると、仕事や学校の関係ですぐに治療できない場合もよくあります。
そうならないために、定期検診に通い、虫歯などを早期発見、予防することで、できるだけ患者さんに寄り添った形での治療が実現するのです。

最後に高齢期での歯医者さんの関係です。
どうしても高齢になってくると、お口の悩みは増えてきますよね。
年齢とともに、噛む力が弱くなったり、発音しづらくなったり、何かしら問題が出てくるのではないでしょうか。
そんなときにも歯医者さんは。悩みに寄り添ってくれます。
足腰が弱くなり、なかなか歯医者へ行きづらくなった方には、訪問歯科を実施している歯医者さんもあります。
自分にあった方法を見つけて、歯医者へ行き、日常を支える食事やおしゃべりを続けていきたいですね。